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今から20万年ほど前、現在の人類の祖先(新人類)が誕生したころ
から住まいという概念が生まれましたが、このころの人類は洞窟など
で暮らしていました。自然にあった洞窟や自分たちで掘った穴を、出入
り口を狭くして外敵が簡単に中へ入れないように工夫しながら利用し
たようです。
しばらく年月が過ぎ、日本では今から1万5千年前から3千年前の縄文
時代、穴を掘ってその上に木の枝と草で屋根を造り出入口をつけて
そこを住まいとした「竪穴式住居」が存在していました。暑さ寒さ
雨や風、外敵から身を守るために必要であり、場所を探したり掘った
りするのが大変な洞窟より快適であったのでしょう。
同じ頃世界中を見渡すと、草原地帯ではマンモスなどの大きな骨を
組み合わせその上に動物の皮をかぶせた家を造っていました。
ヨーロッパやアジアの森の多い地域では、木の枝を組み合わせその
上に草や動物の皮をかぶせていました。テントのような簡易的な物も
あったようです。
以後西洋では石を利用した家が多く造られ、日本では木や
草を利用した家が造られていきました。両方に共通している材料は、
土に水を混ぜて作った粘土ではないかと思います。接着剤・保護剤や
詰め物などに使用していたのでしょう。
住まいの考え方は世界中共通していますね!!
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