建築裁判・建築紛争・建築訴訟のための建築士が考えた 『建築裁判意見書作成』『建築工事監理』『建物調査診断』 『住宅相談』『トラブル不具合相談』『欠陥住宅相談』 その他建築全般については鈴栄建築設計監理事務所に ご依頼ください。 |
建築裁判 意見書 建築士 意見書 |
》》建築の姿と建築裁判意見書の重要性《《 建築とは人間が生きていくために必要な器でありかつ芸術でもあります。 時には文明の象徴としての役目も果たしています。環境の整った工場の中 で作られる自動車と違い建物は屋外で造られるので、雨や風、太陽の光 などに大きく影響されます。さらに、ロボットなどを利用できないので ほとんどの作業を人間の手で行います。建物の出来ばえが人の技量や感情、 体調、周囲の環境、作業工程などにどうしても左右されてしまいます。 さらに、携わっている作業員の勘違いやミスによって誤った 建物 が造られて しまうことも多数存在します。このように人間が造る創造物に不具合が 生じてしまった時、その建物を造った人と使用する人の間で建築トラブルが 発生する場合があります。規模の大小は問わず、その建築トラブルや不具合 が建築紛争や 訴訟・裁判 に発展するケースが近年増加の一途をたどってい ます。その 訴訟 や 裁判 を進めていく上で強い味方になってくれるものが 建築の意見書 です。建築裁判や建築訴訟において裁判官は建築裁判意見書の 内容を重要な証拠として判決を下します。ですから、一級建築士が作成した 意見書 を上手に利用して建築裁判を進めて行くことがとても大切になって 来るのです。 》》羅針盤としての建築意見書の役割《《 建築士意見書は建築訴訟や建築裁判の過程でとても重要な役割を果た します。それは建築という分野がとても奥深く裾野が広く難しいという ことと、様々な専門業種とたくさんの職人や現場監督そして関連業者と 関わるからです。延べ床面積100uほどの標準的な 住宅 を建てるにし ても、各職方や材料メーカーなどの関連業者は50社以上になります。 たくさんの人々に上手に作業を行ってもらうことが大切なのですが、 人間がやることですので気をつけていてもミスを犯してしまうことは あります。ミスの先に 建物の不具合や瑕疵が発生してしまうことも 残念ながら存在します。一級建築士意見書の役割はその原因と責任を 明らかにすることです。 最近、住宅 や 商業ビル などの建物を造る際の建築トラブルや不具合が 非常に増えています。住宅でいえば年間売り上げ一千億円を超えるような 大手住宅メーカーでさえ、ささいなミスで欠陥住宅を造ってしまうケース も多数あります。沢山のお金をかけて建物を造るのですから、地震や 風水害にもきちんと耐え平均的な建物寿命を維持できるような安全で堅牢 な建築をしてもらいたいと考えるのは当たり前のことです。 設計図面はしっかり描けたとしてもそれを造る人間が正確に手を加えて くれなければ満足する建物を造ることはできません。それを実行していく ために大切なことが、正しい知識と経験のある第三者に 建築工事の流れを 確認してもらうことです。さらに、建築トラブルや不具合が起こって しまった場合はそれに対応する羅針盤としての役割も一級建築士が作成 した意見書が果たしてくれます。 |
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工事監理 |
》》工事監理の役割と重要性《《 一口に建築といっても様々な分野があります。計画、調査、設計、施工、 監理、メンテナンス等々。それぞれが大切な分野ですが近年建物を建築する場合特に注目され重要視されているのが、建築中各工事工程時、設計図や 仕様書通りに正しく施工されているかチェック確認を行う工事監理です。 以前から工事監理は当然存在していたのですが、現在ほど重要視されていませんでした。 日本の急激な人口増加の中、高度経済成長時代にはたくさんの建物が造られましたがとにかく量を造ることが最大の課題でした、工期が短いので一つの工程を最小限の時間に納めて行かなければなりません。 そうなると現場管督さんや職人さんの裁量に任せるしかありません。 工事監理者が確認する時間がありませんし法律的にもここまではチェック してくださいという決まりがないのです。 近年多く発生している大地震や強い台風などによって建物の被害や尊い人命が失われるという悲惨な状況が増えています。建物は人が生活する拠点で あり、あらゆる災害や自然の脅威から人を守るための器です。ですから、 そのような状況に伴って建築工事に関連する法律も年々増加しさらにより 堅牢で長持ちする建物を造らなければいけないという社会通念が広がって きました。 このような情勢の中で第三者的立場である工事監理者が建築工事の工程 ごとに出来ばえをチェック確認し施工精度をさらに高めていかなければ ならないという考え方が広まり工事監理の重要性が政府や国民に認識 されるようになりました。ですから工事監理に必要な予算を確保しその 予算を適切に実行しより強固で使いやすい建物を建築していくことが人々 の快適な暮らしに結び付き、日本全体の経済や社会の発展に繋がって 行くのです。 |